日本人女性にとって、成人式や葬式、結婚式など冠婚葬祭の場面においては未だに和服が重要なドレスコードとして位置付けられています。特に和服の着こなし方は一人前の女性としてしっかりとチェックされることがあるために、油断をせずにコーディネートを組み立てることが求められています。
最近では着物を着用する際の髪飾りの選び方が重要なテーマの一つとしてとらえられることが増えてきており、髪飾りを専門的に扱っている店舗へ足しげく通っている女性が目立っています。
髪飾りと着物の組み合わせについては多少なりともファッションセンスの高い人にとっては大きなテーマとしてみなされており、インターネットサイトなどで最新の情報を収集する動きがみられています。
髪飾りを着用する習慣のない女性にとっても、いざという場面での取り入れ方は非常に重要なものとなってくるために、日ごろからファッション誌などを読み通して研究をすることが大切です。
最近では着物の魅力も再認識され、着物専門の雑誌なども発刊されています。そのような雑誌には現代的な自由な着こなしの着物のコーディネイトだ特集されているものもあります。かしこまった冠婚葬祭の場では難しいですが、普段使いや成人式など比較的自由な着こなしのできる場の場合は、このような雑誌も参考になります。
着物のヘアスタイルで人気の編み込み
着物を着るときに悩むのがヘアスタイルです。どのようなスタイルが人気で、どんなスタイルなら自分に似合うのか、とても気になるのではないでしょうか。
最近のスタイルのトレンドと言えば編み込みです。ショートでもミディアムでもロングでも、どんな長さの髪の毛にも対応できることと、ふんわりとかわいいイメージになれることが人気の理由です。
カチューシャのようにトップに編み込みを持ってくるスタイルや、前髪を編み込んだスタイル、サイドを編み込んだアップスタイルなど、様々なスタイルのアクセントになります。どんなデザインの着物でも違和感がないということも人気の理由です。 編み方次第で個性的にもシンプルにもまとめることができます。
京都で着物のレンタルをしているところは多いですが、長襦袢については店によって対応が異なっています。長襦袢は着物で言うところの下着のようなものですので、自分のものを持っている人の中にはできるだけ他人と共有したくないという人もいますし、元々和服に興味がない人は、手持ちがないし、直接身につけるわけではないのでレンタルでも叶わないという意見です。
京都のレンタルショップでも、多くは持参することも可能ですが、店舗で借りることもできるようになっています。
ただ、借りる着物とあまりにも裄が違っていると、着付けで工夫しても振りからはみ出たりすることがありますので、サイズには十分気をつけましょう。京都では、和服を好んできている人が多いので、和服の色柄だけでなく、襦袢についても見られることがあります。TPOにそぐわない色柄や素材の襦袢を身につけるくらいなら、小物類も含めて借りたほうが統一感が出てよい場合もあります。